FUJIGEN渾身のモデル“EXPERT OS”です。CFS・Compound Radius・Low Setting Setup・Smooth Gripといった演奏性の向上に方向づけられた技術が導入された、品質の高さと、そしてコストパフォーマンスの高さが両立された、快作です。
弾いた感じは、いつも通りの“EXPERT OS”らしい、柔らかでふくらみ感のある鳴りと、それでいてしっかりと輪郭のある音色が特徴的です。演奏性や汎用性が高く、オールジャンルに対応できる守備範囲の広さが、“EXPERT OS”の素晴らしいところです。楽器としての完成度の高さや、お勧めできる楽器であることは、今までに当店でかなりの数の“EXPERT OS”を造ってきていることからも、お感じ頂けると思います。楽器として良いことは前提で、後は、材料をどうするか、パーツをどうするか、カラーをどうするか、ということでバリエーションをご用意しています。木材は厳選されたものばかりですので、それほど大きな個体差は無いですし、もう、ほとんど見た目で選んで頂いて差し支えないと思います。
そして、このギターは、こんなに格好良いルックスをしております。もう、見た目で選んで下さい(笑) 弾いた感じもいつもながらの“EXPERT OS”な感じでバッチリですし、そのライトな弾き心地はこの楽器のトロピカルな雰囲気にもあっていると思います。高中正義氏が持っていそうな感じがしませんかね?(笑) そういう、夏の海〜、青い空〜、白い雲〜、寄する波〜、さえずる鳥たち〜、な雰囲気のルックスと、ライトで豊かな鳴りのマッチングが素敵ですよね〜。実は、キルトメイプルにしては木目が弱いかもしれない、ということでボツになりかけていたボディ材を使用しています。しかし、このカラーになってみると、波紋というか水面の揺れのような雰囲気がより感じられて、むしろこの木目がちょうどよかったような気がします。しかし、やや木目が弱いという工場側の判断があったことは事実ですので、その分、割引価格での販売となります。これはお得だと思いますよ〜。
コントロールは、ミニスイッチがタップ機能になっています。パチンとやると、両方のハムバッカーが同時にタップされます。ハーフトーンの時に、ミニスイッチに関係なく自動的にタップするか、ミニスイッチの選択を優先させるかを、いつも迷うのですが、この子は、ミニスイッチが優先します。つまり、ミニスイッチでハムバッカーを選択していれば、ハムバッカーとセンターのシングルコイルとのハーフトーン、ミニスイッチでタップを選択していれば、タップとセンターのハーフトーンとなります。こちらの方が、出せる音色のバリエーションは多いのですが、ハムバッカーとシングルのハーフトーンは使わない、という方にとっては前者の方が良いのかもしれず、なかなかコントロールの仕様を決めるというのは、難しいものです。
何といっても、このカラーリングが素晴らしいですね。ボディのサイドバックも、とても良い色をしています。これはまた、当店の新たな定番カラーになりそうです。記念すべきこのカラーの初号機を、是非どうぞ〜!
(ヒガシ)
”EXPERT”シリーズの、全体像に迫るにはこちらをご覧ください!
Body |
Quilted Maple Top , Mahogany Back |
Neck |
1-Piece Maple , U-Shape |
Finger Board |
CFS , Compound Radius , 22 Fret |
Peg |
GOTOH SD91-05M |
Pickup |
FUJIGEN EHO-V5(F , R) , ES-V5(C) |
Control |
1Vol , 1Tone , 5way Lever , Mini SW (Tap) |
Tremolo |
Wilkinson VS100N |
Strap Pin |
GOTOH EP-B3 |
Color |
Marine Blue Burst |
Case |
Hard Case(FUJIGEN Original) |
“EXPERT SERIES”は、“WEB DESIGN SYSTEM”で、お客様自身で仕様を決めて頂く事ができます。