フジゲンカスタムハウス オンラインストア

当店ではセミオーダーの受注・製作を行っております。ST/TL/LP/JB/PBの各種タイプについて、塗装前の木地状態のボディ/ネックの在庫を持ち、それを使用してお客様のご希望に沿って特別な1本を製作することができます。お値段も15万円くらいで、十分に製作が可能で、こだわりのギターをお求めの方には是非、ご利用いただきたいサービスです。ご興味がおありの方は、是非、このイージーコンポのページをご覧くださいね。

そのイージーコンポの材料を使用して、組み上げたのがこのギターです。輸出入が制限されている希少材・ホンジュラスマホガニーをボディに使用しています。しかも、1ピース材です。当店では今までにも何本か1ピース・ホンマホのストラトタイプを製作/販売していますが、一般的にはこんな材料は手に入らないですし、何本もポンポンと出てくるということは、まず無いですね。木材を多量に所有しているフジゲンならでは、です。しかし、当店でも、ホンマホの在庫は底をついてきています。もしかしたら、もう二度と1ピース材での製作ができないかもしれませんので、木材に強いこだわりをお持ちの方は、この機会をお見逃しなく！木材は変えようがありませんが、塗装やパーツなどは、後で変えることができますからね！

ネックにもマホガニー材（アフリカ産）を使用しています。マホガニーネックって、柔らかな雰囲気が強く感じられて良いですよね。ホンマホは、アフリカンに比べると密度があり、重く硬いのが特徴です。木材らしい温かみのある雰囲気が強いのはアフリカン、マホガニーらしい鳴りを基本に、ややタイトでソリッドな鳴りが得られるのがホンジュラス、という感じですね。強度などを考えると、ホンジュラスの方がネックには向いていると思うのですが、アフリカンでも、それほど大きく反るということは無いように思います、今までの経験上。個人的な好みの話になりますが、ストラト系は、ネックには良く鳴る材料、ボディには硬質な雰囲気の材料、という組み合わせが良いと思います。このギターはそのバランスで仕上がっており、非常に私好みのなり方です。ま、私が仕様を決めて製作しておりますので、私好みの楽器が出来上がるのは、ある意味では当然なんですけどね（笑）　マホガニーの鳴りを基本に、ややタイトなミッド〜ロー、やや広がりのあるミッドハイ、という感じです。

ピックアップには、当店では初登場かもしれませんが、VAN ZANDT VINTAGE PLUS というものを搭載しています。その名の通り、ヴィンテージ系のやつですね。クリアな音色が印象的です。クリアで引き締まっていつつ、耳に突き刺さるような感じや硬い感じはなく、聞いていて心地の良いキレイなトーンが素敵です。マホガニーには似合うって思っての採用だったのですが、とても良いマッチングだと思います。このクリアさを損なわないためにも、ノイズシールド処理も行っています。当店では割と決まったピックアップばかりを使用していましたが、少しずつ、楽器の雰囲気に合わせて、いろんなピックアップを搭載していきたいなと思っていますので、お楽しみに！ちょっと話がそれましたね（笑）

もう一つ、触れなくてはいけないのはピックガードです。このチョイス、いかがでしょう？最初は、普通に。無難に白かヴィンテージパールにしようと思っていたのですが、何気なく、べっ甲柄のピックガードをボディにおいてみたところ、意外に格好良かったんですよね。ビビっとくるものがあり、急きょ、このべっ甲柄のものが本採用となりました。これ、かなり渋いですよね〜。

パーツ類も、GOTOHの最上機種のペグだったり、特注の2点支持のトレモロだったり、USAアッセンブリーだったり、と、一つ一つにパーツも、意図を以って選択しています。希少材が使用されていることが大きなポイントではありますが、楽器としてもバッチリな出来です。マホガニーの鳴りがお好きな方は、お見逃しなく！

（ヒガシ）