“Neo Classic”シリーズ2013年モデルのテレキャスタイプです。旧20シリーズは、現行の200シリーズと同じ立ち位置になります。
NTL-200の前身モデルとして以前取り扱っていたNCTL-20の限定仕様モデルで、アルダーボディにメイプル指板、ネックポジションがシングルPUに変更と、カタログモデルとはかなり趣の異なったギターとなっておりますが、現行のNTL200同様にクラシカルなスタイルを踏襲しながらも、CFS、Compound Radius、といったフジゲンの技術の“粋”を詰め込んだモデルとなっております。
一般的にテレキャスのモデルは指板面上の丸みが強く、弦高をある程度まで高くしないと、特にハイフレットでの音詰まりやビリつきが出てしまうという弱点がありました。NCTLではCompound Radius指板を採用することで、そういった弱点を軽減し、弦高を低めにしたいプレイヤーにも扱いやすくなっています。
一番に目を惹くのはカラーリングですね。爽やかで涼しげなレイクプラシッドブルーは清涼感満載で、ついつい手に取ってしまいそうです。このギターの特徴として、トップラッカー仕様になっていることも大きな特徴です。通常のポリ塗装ですと、光沢の強いピカピカな印象になるのですが、ラッカー仕上げの場合、少し落ち着いた光沢感になるので自然で味わいのある印象となり、経年変化で更に風格を増していくのもポイントですね。
上記でも触れましたが、電装パーツはUSA製のものを使用しており、ハイファイなキャラクターが多い国産パーツと比べて、適度にマイルドで耳心地の良いサウンドに一役買っています。また、ピックアップはセイモアダンカンの定番モデルを搭載しています。現行上位モデルのNTL200では、フロントがハムバッカーになっているので、リアもフロントもシングルのスタンダードなテレキャスターを探していた方には特におすすめしたいです。
アルダーボディにメイプル指板と、木材においてもアッシュボディにローズ指板の現行のNTL200とは違う仕様となっています。当然サウンドキャラクターにも違いが出てくるのですが、どちらもフジゲンらしい扱いやすいキャラクターだと思います。そして、細かいことかもしれませんが、ジョイントプレートは現行のステンレスプレートと異なる一般的なもので、より柔らかな鳴りが望めます。実際に弾き比べてみますと、NTL200はジャキっとした食いつきのあるアタックがあるのに対し、この個体は中低域にパンチのあるキャラクターとなっております。
クールかつキュートなルックスにギターとしての魅力がこれでもかと詰まった一本です。是非ご検討下さい。
(タロー)
Body
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Alder
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Neck
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Maple 1 Piece
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Scale
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648mm
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Finger Board
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C.F.S., 22F , Compound Radius
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Peg
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GOTOH SD91-05M
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Pickup
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Seymour Duncan STR-1 , STL-1
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Bridge
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Brass 3 Way Saddle
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Control
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1 Vol, 1 Tone , 3 Way Lever
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Color
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Lake Placid Blue (Top Lacquer Finish)
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Case
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Gig Case
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